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旅のヒント



一口に「ヨーロッパを鉄道で旅行する」と言っても、列車を利用する目的はさまざまです。ヨーロッパ各国の特徴的な列車に乗車することを旅の目的にされている人や、観光旅行中に鉄道を利用しながら町から町へと巡り、旅される旅行者もいらっしゃいます。また、ヨーロッパ出張中の移動手段としても鉄道は多いに活用されています。ユーロスターに代表される高速列車やアルテシアナイトなどの寝台列車、小さな村や町を結ぶローカル列車、雄大な山並みを縫うように走る景観列車など、毎日運行される数千もの列車の中から自分のニーズにあった列車を見つけることができるでしょう。
   
時間を有効に使い、希望通りの旅行日程を組むためには、まず行訪れたい都市を近い順から直線でつないでみるとよいでしょう。または1~2都市を選び、そこを拠点として周辺地方を旅行するのも、効率良く鉄道で旅をするコツです。列車で2時間圏内といえば、かなり広い地域を含みます。もし行きたい都市が1つの地方に集中しているのであれば、1都市に宿泊し、そこから毎日列車で移動すれば、荷物を持ち運んだり、ホテルを何度も替わることで生じる煩わしさから開放され、身軽な旅をお楽しみいただけます。
   
駅構内の電光掲示板や、構内に貼ってある時刻表にある列車の出発、到着時刻については、24時間表記となっています。お間違えのないよう、お気をつけください。以下にいくつかの例をあげます。

深夜(0時)発
=
00.00
午前1時
=
01.00
午前5時
=
05.00
午前5時30分
=
05.30
午前11時
=
11.00
正午
=
12.00
午後1時
=
13.00
午後3時45分
=
15.45
深夜(24時)着
=
24.00
   
ヨーロッパを鉄道で旅行される際、ご注意いただきたいこと。それは「時間」です。ヨーロッパの鉄道は、時間に正確であることを誇りとし、スケジュール通りの運行を心がけています。特に初めての鉄道旅行でしたら、慣れない外国の駅、とりわけ大きな主要駅では迷うことも予想されますので、時間に余裕を持って駅に着くようにしてください。また、列車の停車時間についても、その列車や駅によってはかなり短く、1~3分程度しか停車時間がないケースもあります。列車がホームに到着したら、速やかに乗車してください。そして、降車の際には、駅に列車が入線する前にドアの付近で待機し、下車に備えてください。
   
鉄道網が発達しているヨーロッパでは、鉄道区間によっては飛行機で移動するよりも時間的にも移動費も節約できます。ヨーロッパに飛行機で到着し、その後、目的とする都市まで別の飛行機に乗り継ぐ代わりに、到着した空港にある鉄道駅から列車に乗って目的地まで移動するのはいかがでしょう。空港に到着したら、預けていたスーツケースを受け取り、空港にある鉄道駅から列車に乗り込めば、乗り継ぎもいたって簡単です。たとえば、フランクフルトを目的地とする場合、ミュンヘンまで飛行機で行き、ミュンヘンの空港から列車に乗り継げば、3時間30分ほどでフランクフルト中心部に到着します。これならば、移動費の節約になるほか、空港から市街地までの移動時間の節約になります。
   
乗り物と鉄道パスの「1日」をどのように計算するかご存知ですか?
1. 列車の場合: 深夜0時から深夜24時を1日と数えます。
2. 車の場合: 乗ってから24時間を1日と数えます。
3. 1ヶ月間連続利用タイプの鉄道パスは、暦の日数と同じ日数だけ使用できます。例えば、9月15日から使用を開始したパスは、10月14日の深夜24時まで使用できます。